「諦めが肝心」ではいつあきらめるべきか?
「信じて継続し続ければ夢は叶う」
夢のある言葉だが
現実にはそんなに甘い話ではない。
例えば、信じてバンド活動を続けたとしても
一流のアーティストになれる可能性は
ごくわずかだろう。
そこで長い様で短い人生、
諦めが肝心になるわけだが
一体どのタイミングが
適切な諦めるタイミングなのだろうか?
どうも、
名古屋の美容師、そして人間の研究家
亀田トオルです(`_´)ゞ
“諦める”という意思決定は、
“続ける”という意思決定と同じく
とても重要である。
世の中には諦めることができないがゆえに、
苦しんでいる人が数多くいる。
語弊を恐れずに言えば
諦めを先送りしているということは
新たな可能性について
考えることを先送りしているということでもある。
つまり物事はとにかく続ければ良い、
というものでもないのだ。
これは会社でも同じことが言える。
と言うか、会社はもっとドライだ。
それは企業戦略を行う上で
取捨選択を行わなければならないからだ。
言い換えれば
戦略とは“何を諦めるのか”を決めることでもある。
何かを諦めたからこそ新しいことができる。
失敗にしがみつき
「いつか叶う」とあきらめないことは、
立派なことでもなんでもない。
では、諦める基準やタイミングとは
一体何を基準にしたらいいのだろう?
ドラッカーの本にこんなことが書いてあった。
「あなたが今やっていることをまだやってなかったとして、それを新たに始めるだろうか?」
これはとても重要な見方だ。
人はこれまでの努力や時間といった
コストを考えると冷静な判断が出来なくなる。
この様な話はよくギャンブルに例えられるが
あなたがパチンコの台を探している時に
現状の当たりが全く出ていないパチンコ台を
チョイスするか?という見方だ。
しかしお金をかければかけるほど
諦めてやめることが出来なくなる。
諦めることは恥でも何でもない。
むしろ漫然と報われない努力を続けるよりも、
はるかに勇気と考えのいる行為である。
時には諦めが肝心な時もある。
見栄をはらず諦めるタイミングを見計らおう。
では。
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