話す側と聞く側の温度差が生まれるとき。


仕事に関わらず、
顧客に、上司に、部下に、友人に、
説明をする機会はたくさんある。
そういったときにいつも感じるのは、
話す側と聞く側の温度差だ。

どうも、
名古屋の美容師、そして人間の研究家
亀田トオルです(`_´)ゞ

例えば、
「レイヤー」という単語が何を意味するのか、
全く知らない人に
「ここにレイヤーを入れて、、」
と説明したところで伝わらないだろう。
かと言って、
「レイヤーとは、、、」
という説明からし始めてもキリがない。
そう、完全に説明するというのはとても難しい。
 
では、どうして説明する必要があるのか?
1つは「理解してもらうこと」が目的となる。
しかし、実は説明の目的はもう1つある。
「この人は私の話をちゃんと聴いてくれる人だ」
と信頼してもらうことも目的の1つだと言える。
結局のところ、
よくわからない説明を受け、
何かの選択をせざるをえないときには、
「この人は信頼できるか?」
を基準に判断している人が多い。
「何か説明してくれてるけど分からない」
そこから温度差が生まれる。

しかし実際、説明が苦手という人は多くいる。

そういった人の特徴はとにかく
専門用語を多用することだ。
上で書いた「レイヤー」のくだりなんかは
まさにそうだ。

しかし、一定期間以上
“分かっている人達”に囲まれて生活していると
マヒしてしまうのも事実だ。
同僚や同じ世代の人が知っていることは、
みんな知っているだろうと思い込んでしまう。
 
スマホなんかは分かりやすい。
インストール
アップデート
アプリ
読者の方はおそらく問題なくわかるだろうが
実はまだ知らない人が大勢いる。

説明が上手い人は、
まず例外なく相手のレベルに合わせて話をする。
同業者に話すのか、
お客様に話すのか、
子供に話すのか、
それによって当然伝え方は変わるのだ。

「このくらい知っていて当然」
という概念を捨て、
まずは相手がどれくらい理解しているか?
そこを探るといい。
いつもあなたが何気なく使っている単語、
相手が理解できているか
探りながら話を進めていくと
話す側と聞く側の温度差が
少しずつ埋まるのではないだろうか。
では。

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