スキルを磨くことと知ってもらうこと


以前何かの記事で、
「スタートアップで最も重要な2つのこと」
という様なタイトルの記事を見た。
1.ユーザーが求める製品をつくる
2.ユーザーの獲得
とにかくまずやらなければならない2つのことだ。

どうも、
名古屋の美容師、そして人間の研究家
亀田トオルです(`_´)ゞ

上記の2つはまず最低限商売を
成り立たせるために必要な要素だ。
逆に言えば、
他のことは2つが落ち着いてから
ぼちぼちやればいい。

少し分かりにくいので僕らの美容業に
当てはめて考えてみよう。

1.ユーザーが求める製品をつくる

・カットスキルを磨く
・サービスを充実させる
・撮影スキルを磨く
といったところだろう。
「あそこの店はカットが上手いから」
「あそこに行けばあのサービスを受けられる」
「オシャレだから」
ユーザーが求めるものは様々だが、
そもそも悪いものは売れない、
それは鉄則だ。

2.ユーザーの獲得

集客のことだ。
どんなにいいものも
世の中に認知されなければ淘汰される。

しかし、
この2つを同時に進めていくのは極めて難しい。
特に技術色の強い我々美容師は、
「カットが上手くなりたい」
「撮影が上手くなりたい」
という経営者は山ほどいるが、
「このカット技術を世間に知ってもらおう」
「この撮影スキルを世間に広めよう」
とはっきり言う経営者はあまりいない。

端的に言うと、
カットが上手ければそれが
勝手に浸透していくと思いがちだということだ。
もちろんそういう人達に話を聞けば
「両方共大事だ」
と言うだろう。
しかし、実際2を苦手とするのが現実でもある。

スタートアップの場合は特に
営業力のある人の方が有利である。
なぜなら“ユーザーの獲得”さえうまくいけば
とりあえずのキャッシュは稼げるからだ。
後々そういった人は
また違った壁に直面するのだが、
とりあえず生き延びることはできる。
つまりマーケティングが不得意な経営者は
素晴らしい技術を持っていたとしても
あっという間に生き延びるための
キャッシュを生み出せずに消えていってしまう。
実に勿体無いことだ。

では多くの人が不得意としているであろう
マーケティングはどのようにしていけば
良いのだろうか?

少し前に
「ソーシャルネットワーク」
という映画を見た。
Facebookのマークザッカーバーグの話だ。
彼はハーバード大学の名簿をハッキングし、
「女子学生のランキングサイト」
としてweb上に公開したたことから
学生達の中で熱狂的に支持され、
それがきっかけで会社をつくり、
今の大きな会社に成長した。
 
最初は多くの人に
無理に伝えようとするのではなく、
そのものが響きそうな人達に対して
少数でも理解してもらうことだ。
そしてその人のコミュニティに入り込み、
継続的に発信し続けることが重要なのである。
 
幸いにも、
今はコミュニティに入り込む
有効な方法は簡単に手に入る。
SNSの活用だ。
もちろん他にも様々な方法がある。

せっかく何年もかけて手に入れたスキルだ。
世の中に認知してもらう努力をしてみては
いかがだろうか?
では。

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