物事の捉え方次第で学べる大きさが変わる


先日、美容学校来の友人と

飲みに行った先での話。

彼と僕は同じく美容歴約5年半。

未だ美容の世界に残っている

絶滅危惧種だ。


どうも、

名古屋の美容師、そして人間の研究家

亀田トオルです(`_´)ゞ


仕事談義に花が咲き、

3時間程話した辺りで彼はおもむろに

過去の失敗談を話し始めた。


『この前物凄く大きなクレームを頂いてしまったんだ』

「え、どんなクレーム?」

彼からそんな話を切り出すのは珍しい。


説明を聞くと以下の様な内容だった。


デジタルパーマを導入したばかりで

まだ彼自身も彼の店舗のスタッフ全員も

しっかりとしたノウハウがない頃、

お店の電話が鳴った。

先日来店されたお客様からだった。

元々、他店でデジタルパーマをかけていて

初回来店されたお客様だった。

「いつもの様に上手くセットが出来ない」

「髪がパサパサしてしまった」

この様なクレームを頂き、

お客様は

かなり腹に据えかねている様子だった。


続けて彼は言った。

『お客様からお金を頂いているにも関わらず

ノウハウの少ない状態で

お客様に携わったばっかりに

こんな事態を招いてしまった。

デジタルパーマの事、髪の事、

まだしっかり学んでいない状態で

お客様の髪に施してしまったのが

本当に軽率だったよ。

プロとして、

髪の事を勉強して隅々まで

知り尽くしてないと

お客様からお金をもらう資格なんてない。

本当に思い知らされた』


今こうしてみると当然の事を言っている。

ただ、人から指摘を受けた時、

つい自己弁護をしてしまう人を

多く見かける。


「正直まだ入れたばかりの技術だから

上手くいかなくても当然か」


「たまたま運悪くクレーマーに

当たってしまっただけだ」


弁護はいくらでもできた。

しかし、彼に妥協はなかった。

物事を真っ直ぐ真摯に

受け止める姿勢というのは

簡単な様でなかなか出来るものではない。


1つの失敗から

10も20も教訓を学べる人もいれば

1つの失敗を認めず

学びを拒絶する人もいる。


真っ直ぐでドMな彼はきっと

近い将来何か大きな事を

しでかすに違いない。


いい意味でね!



では。

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