『権限委譲』って、知ってますか?
『権限委譲』
マネージメントなどに興味のある方なら
一度は目にした事が
あるのではないでしょうか。
正直、僕は最近まで何の事か
よくわからなかった。
なんとなく、任せる事なんだろうな
とは思ってはいましたが
実はとても深くて、
上司としての
器と度胸が試されるものだった。
どうも、
名古屋の美容師、そして人間の研究家
亀田トオルです(`_´)ゞ
『権限委譲』とは?
つまりは部下に権限を譲るという事。
権限委譲には様々なメリットがある。
・現場のこなせる仕事量の増加
・任された部下のモチベーションアップ
・上司の部下に任せた分の時間が増え、他の事に注力出来る
しかし、メリットが分かってはいても
なかなか容易くはいかない。
任せ過ぎれば
「放任だ」とか、
「管理不足だ」という風になるし、
管理し過ぎれば
結局部下に委譲した意味がなくなり、
上のメリットもなくなってしまう。
じゃあ何がちょうど良いのか?
それは、ある他業種の大先輩との
会話によって気付かされた。
それは以下の様な話だった。
『部下に権限委譲するという事は重要だと思う?』
「はい、もちろん思います。」
分からないなりに背伸びをして答えた。
『部下に権限委譲するという事は、自分の管理権は失われると思う?』
「流石に管理権までは失われないんじゃないですかね?」
管理しなかったら
ただ部下に投げただけじゃん。
無責任だし。
『実は、それは本当の意味で権限委譲できたとは言えないんだよ』
続けて言った。
危険を冒さずに誰かに任せる事は出来ない。
部下にに物事を委譲するというのは
部下が間違いをすることも
任せたという事。
部下が失敗すれば、
その結果を受け入れる必要がある。
逆の立場から見れば、
こうして自分のミスが
上司に傷を負わせる可能性があるからこそ、
部下は必死で取り組み、
そうする事で上手くいく。
部下からしたら
上司は自分を信用して全て任せてくれた。
絶対に結果を出すしかない。
これ程部下のモチベーションになるものはない。
つまり、
部下に権限委譲するということは、
一切部下の判断に介入しないという事。
なので、
ただ「部下に任せる」というのと、
「権限委譲」とは少し異なる。
「部下に任せる」事はまだ上司に管理権がある。
「権限委譲」は管理そのものを部下に委ねる。
使う場面は時と場合によると思いますが、
この違いは大きいと思った。
では。
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