思い込みに支配されました。
「思い込みは自分の考えと視野を狭くする」
先日そんなことを感じた。
僕の友人にアイドルの追っかけがいる。
アイドルの追っかけ活動が
いつでも動きやすい様に、
彼女はフリーターだ。
そんな彼女からいくつかのことを教わった。
どうも、
名古屋の美容師、そして人間の研究家
亀田トオルです(`_´)ゞ
彼女とは学生以来久々の再会だった。
正直なところ、
再会して初めの印象は
「アイドルの追っかけ」「フリーター」
というワードが鮮烈で、
あまりいいイメージは抱けなかった。
「定職に就くべきでしょ」
「いい歳して」
「考えが甘くないか」
そんな印象が強くあった。
ただ、小1時間ほど話すうちに
少しずつ彼女に対する印象が
変わっていることに気が付いた。
案外、追っかけは奥が深い。
ファン同士の人間関係、
ファン同士の権力争い、
誰が売れるのかの読み、
僕が仕事でやっていることと
すごく似ている。
最終的には僕も彼女の話に
完全に惹かれていた。
僕の中での
“アイドルの追っかけ”という印象が
180度変わっていた。
僕らは案外、
ロクにそのものを知りもしないで、
勝手に決め付けていることは
多くあるのかもしれない。
「どうせこうだろう」
「 結局こうなんでしょ」
「考えが甘くないか」
そういった一部の情報から、
全体を勝手に決めつけることを
心理学で『ハロー効果』という。
人生の経験を積めば積むほど、
自分の中の情報のストックが溜まってくる。
すると人は大抵のことは
分かった気になってしまう。
ただ、実は自分が見ている世界は
本当に極一部でしかない。
「どうせこうだろう」
「 結局こうなんでしょ」
「考えが甘くないか」
そういった思い込みが、
考えや視野を狭くする。
そうして人はどんどんとカタく、
柔軟性を無くしていくのでしょう。
もしも、
社員を何千人も抱える大企業の社長が、
アイドルの追っかけだったら?
オリンピック選手が、
アイドルの追っかけだったら?
最初に下す評価は
違っていたかもしれない。
ただ、実際何をやっていようが、
最初のわずかな情報だけでは
本当の人格を見ることはできない。
相手のことを深く知り、
その時初めて少しだけ分かる。
「思い込みは自分の考えと視野を狭くする」
そんなことを実感した1日だった。
では。
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