期待されて辛いです
先日、友人と話す中で
期待する上司とその重圧の話になった。
「期待してもらってるだけにそれを裏切ってしまわないかというのがプレッシャーで」
「優しいのがまたキツイ」
期待に応えなくては、、
そういったプレッシャーが彼を苦しめていた。
もしかしたらあなたも
そんな経験があるかもしれない。
どうも、
名古屋の美容師、そして人間の研究家
亀田トオルです(`_´)ゞ
人は期待されるとその裏側にある失望が恐くて
萎縮してしまうことがよくある。
人は現状あるものを
失うことを極端にきらう傾向にある。
つまり“損”をきらうのだ。
相手が期待すればするど、
優しくすればするほど、
「結果が出せなかったらがっかりさせてしまう」
「期待に応えなければ」
といった感情がパフォーマンスの邪魔をする。
よくドラマなんかで見る
教育熱心な母親のプレッシャーに
苦しめられる子供なんかは正にそれだといえる。
ではなぜその様なことが起きるのか?
それは、“期待”という感情の本質に
“依存”が含まれているからだ。
部下がきちんとやってくれれば
チームとしての目標を達成できる、
という依存。
我が子がいい学校に行ってくれれば
母親としてハナが高い、
という依存。
依存は裏切られれば失望に変わるし、
場合によっては
相手への怒りのエネルギーにもなる。
男女間の些細な問題にしてもそう。
「これくらい分かってくれるだろう」
「これは片付けるだろう」
「普通これはやらないでしょ」
これらも全て期待が“依存”を生み、
依存が“失望”や“怒り”を生み出している。
それを理解した上で、
少なくとも部下を持つ上司、
子供を持つ親、
自分がマネジメントをする立場であれば、
人に期待をかけるとき、
相手に依存しない様に
気をつけなければならない。
そして、
「期待されたから頑張らないと」
そう思うのも自分の精神衛生面と
人間関係においてとても危険だ。
「期待されて辛いです」
そう言ってリタイアしてしまう人はたくさんいる。
“期待”は実際のところ
「ここまでしてくれたら嬉しいな〜」
それくらいに思っておいた方が
いいのかもしれない。
では。
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