人の好みを否定したくなる人の習性


少し前に

“君の名は”や“ポケモン”

がブームとなった。

そして、ブームには論争がつきものだ。
 
どんな論争なのか?

それはその物を

褒める人と否定する人との論争だ。


どうも、

名古屋の美容師、そして人間の研究家

亀田トオルです(`_´)ゞ


人が

「これめっちゃオススメ!おもしろいよ」

といったものに対して、

「見たけど普通だった」

「皆言うよね、でもああいう類は興味ない」

そう否定する人は必ず一定数存在する。

 
また、

少し前に実際に体験した飲みの席での一幕、

ある研修を受けた人が

「この研修は凄くいいからオススメですよ」

そう言っていた。

その人に対し、

「ああ、その手の研修ってよくあるよね」

「そういうのって宗教じみてて苦手だな」

その一言を皮切りに

論争が起きていた。


世の中には一定数の、

人の好みを否定する人


が存在する。

そんな人達の心理状態とは

一体どういったものなのか?

おそらく客観的に考えれば

集団の中で人の好みを否定し、

多くの敵をつくることに

メリットは見出せないはずだ。

人の気持ちを不快にさせると

分かっていながらも、

ついつい言いたくなる、

そんな心理が働くのだろう。


そこを少し掘り下げていく。


ある実験結果で、

喫煙者と発ガン率の関係性に対し、

喫煙者は、

喫煙とガンの関係に対して

疑問を投げかける記事や論文を好んで読み、

喫煙者で長寿な人を例としてあげた。


IQテストで悪い点をとった生徒は、

IQテストの信憑性に対して

批判的な評論家の意見を取り入れ、

それを信じた。


つまり、

人間は自分の思いに反する

結果を提示された時、

それを否定する証拠を必死に探すのだ。
 

「これが好き」「これがオススメ」

という人に対して、

直感的に反発を憶えた人間は、

それを否定する情報を必死になって探す。

 
好き、嫌い、

良い、悪い、

そういった発信は、

人間の性質上必ず反抗勢力を生む。

そしてそういった論争には結末がない。


ちょっとした飲みの席での

軽い論争であれば

大したことはないだろう。


しかし、

組織の人の上に立つ人にとっては、

好き、嫌い、

良い、悪い、

といった“好み”の取り扱いには

十分注意が必要となるのかもしれない。

では。

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