本当の仕事のあり方を学んだ日


「こんにちは!実は僕、訪問美容に興味がありまして、伺いたいことがあるのですがぜひお話聞かせていただけませんか?」
つい数日前のことだ。
僕はFacebook上でとある女性美容師の投稿に
目を奪われ、
何故かすぐにメッセージを送っていた。

どうも、
名古屋の美容師、そして人間の研究家
亀田トオルです(`_´)ゞ

突然のメッセージからわずか1週間で
お会いするアポが取れた。
早速名古屋から1時間半かけ滋賀県へと上陸した。

何故僕があの時メッセージを送ろうとしたかは
完全に勢いであり、
今振り返ると自分でも上手く説明ができない。
しかしこの様な感覚は
これまでも少なからず経験がある。
おそらく脳で論理的に考えるよりも先に
本能的に「何かニオうな」そう反応したのだ。
大抵の場合、
そういう時は本能に従った方が上手くいくものだ。

僕が昨日会いに行った方、
それは滋賀で福祉美容室を開業された井上さんだ。
そして僕の本能に引っかかった記事がこれだった。
こう言ってはなんだが
おそらくなんの変哲もない
「オープンしました」
というお知らせの記事にしか見えない。
「どこが本能的に反応するんだ?」
というのは僕も上手く説明できないし、
僕にしかわからないことだと思う。

端的に言うなら僕にとってはこれが
「めちゃくちゃおもしろそう」
直感的にそう感じたのだ。

今何万件の美容室があるかは忘れたが
とにかく余るほどあるらしい。
現在美容室は明らかに需要に対して
供給過多になっているのはあなたもご存知だろう。

日本では年間1900万トンの
食品廃棄物が出ているらしい。
これは世界の7000万人が
1年間食べていける量だという。
余るほどあれば捨てられる量は増える、
当然のことだ。
これが美容室でも起こっているということ。

そう思いながらも約1年前僕も店を出店した。
まだ1年ではあるがお客様にも恵まれ、
スタッフにも恵まれ、
自分なりには「上手くいっているな」
という実感があった。

と同時に顧客の確保、スタッフの確保、
どこの経営者もそれで必死になることだろう。
僕自身も1年間は上の2点に集中して
とにかく結果を出そうと必死だった。
そんな中で目にした記事が
先程の井上さんの記事だったのだ。

井上さんの記事から僕が勝手に感じたことは

『本当のビジネスの在り方』

であった。
どういうことかというと、
・身の回りで何か困っている人はいないか?
・働く場所が無くて困っている人はいないか?
・あなたのビジネスがないと困る人がどれだけいるか?
それをあなたが今している仕事と当てはめて
考えてみると見えてくるだろう。

綺麗事かもしれないが
本当に世の為、人の為になることは
なんなのだろう?
それを問い続けることが
経営者には問われるのではないだろうか。
そもそもビジネスは人のニーズがあって初めて
ビジネスとして成り立つ。

かなり答えに近いヒントを出すなら
「めんどくさい」
「できない、やれない」
「時間がない」
「忙しい」
「目が離せない」
これ全部ビジネスチャンスなのだ。
今急成長を遂げている企業は
全てこれを叶えている。

現代人のニーズがどこにあるのか?
その答えは僕にもまだ分からない。
しかし自分で言うのもなんだが
今回の様なケースの僕のカンは
自分でも引くぐらいの高精度だ。

今回井上さんにお会いして実際に話を伺い、
僕の頭の中の妄想が現実へとかなり近付いた。

本当の仕事のあり方は
“儲けたい”からやるわけじゃない。
“偉くなりたい”からやるわけじゃはない。
“目立ちたい”からやるわけじゃない。
外してはいけないもっと大事なことを
教わった気がする。
これさえ見誤らなければ、
きっと人に必要とされる会社が出来上がるだろう。

と、いうことでこれから
さらに人から必要とされる会社にする為、
試験的に新たな試みをしようと目論んでおります。
久々にワクワクして眠れなくなった夜だった。
では。

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