経営の本質は結局シンプルな答えだった


先日、名古屋で今最も勢いのあるであろう
経営者の方と話をさせてもらう機会を頂けた。
その方から教わったことは、
かなりシンプルであり、
それでいて本質を突いた話だった。

どうも、
名古屋の美容師、そして人間の研究家
亀田トオルです(`_´)ゞ

日曜の営業後、
名古屋のとある居酒屋で
その方と初めてお会いした。
ピアスをたくさんあけ、
いかにも今っぽい風貌の若手経営者だ。

『今日はよろしくお願いいたます』
見た目とは少し違い相当謙虚だ。
「SNSで拝見させていただいてるのですが、すごい勢いですね。元々の計画だったんですか?」
『そうですね、でも正確にいうと店舗を増やしたいというよりスタッフがモチベーションを感じられる場所を提供する上で必然的に店舗数が必要だと考えてます』
「なるほど、“店舗”ではなく“人”がベースにあるということですか?」
『そうですね、僕は10年くらい美容業界を見てきて感覚的にですけど人が辞めたくなるパターンが見えてきた気がします』

『没頭できる環境が無いからなんですよ』

「没頭ですか?」
『はい、男性女性問わず先が見えない状況で自分はこれからどうしたいのか、そこで迷った時に辞めたくなるんですよね』
「なるほど」
『だからそうなる前に僕ら経営者が次の希望を与えてあげないとどこかで足を止めて周りを見出すんですよ。で、最悪辞めていく』
『スタッフ達に活躍できる場を常に提供してあげることが経営者の役割だと考えています』

また、こうも言っていた。

『スタッフから逃げちゃダメですよ』

『辞められたら困るからとか今の子はすぐやめるからとかそういう理由で何も言わないと長期的に見るといい結果には結びつきません』
「たしかにそうですね、でも実際分かってはいてもできていない上司は多いですよね」
『そうなんですよ、うちのスタッフは大人なんで僕が何を言ってもそれを受け止めてくれる。で、もしも素直に理解できない子がいたとしてもフォローしてくれるスタッフがいるから僕が安心してズバズバ吠えられるんですよ』
「信頼関係が大切ということですか」
『そういうことです。うちのスタッフがもし道端でのたれ死にそうになってたら僕も一緒に死にかける覚悟があるし、逆に僕がピンチになったとしてもうちのスタッフは支えてくれると思います』
『そういった信頼関係があるから、多少のことを言い合っても相手のことを本当に思ってれば簡単には崩れませんよね。これは恋愛でも同じだと思いますけどね!笑』

『結局のところ僕は人のお世話を焼くのが好きなんでしょうね。だからスタッフの為にあれこれ計画するのが好きだし、スタッフの為に頑張ろうと思える。そういうところが経営者には向いてると自分でも思いますね』

人間は基本的に自分が1番かわいいものだ。
しかしその方は本気で“スタッフの為”
を考えていた。
どれだけ人を信頼し、自分ごとの様に
人の人生を考えることができるのか、
それこそが人の器とよばれるものであり、
経営者に欠かせない
本質的な要素なのかもしれない。
では。

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