認められたい人ほど認められない、皮肉な話

  
手っ取り早く承認を求める人は、
残念ながら会社内で大きな問題になることも多い。
特にそれをはっきり指導してくれる
上司がいない場合はなおさらだ。

どうも、
名古屋の美容師、そして人間の研究家
亀田トオルです(`_´)ゞ
 
手っ取り早く承認を求める人たちは
主に以下のような発言をする。
 
・上司が見てくれないからやる気が出ない
・地味な仕事はやりたくない
・あいつは上司に媚びを売るのが上手い
・何故自分にまず話をとおさないんだ

逆に、承認欲求をコントロールできる人たちは
以下のような発言をする。

・見てる人がいない、自由にやってみるチャンスだ
・地味な仕事がベースをつくる
・あいつのが上だったか、もっと頑張ろう
・何か言えない理由があるかもしれない、言うまで待とう

見比べてみれば当然、
後者の方が実力がつくのが分かる。
実力がつけば認めてくれる人は自然に増える。
人に“認められたい”と思わない方が、
結果的に人の評価を受けるのだ。

また、承認欲求をコントロールできる人たちは
それまで積み上げてきた
自分の中の自信や独自の尺度がある為、
人との比較をしない。
だから人の評価や意見を“参考”と捉えられるのだ。
逆に承認欲求を求める人たちは、
常に人の意見が気になり人の尺度で測る為、
人の評価や意見を“攻撃”と捉えるのだ。
 
アドラー心理学では、
承認欲求についてこう書かれていた。

他者の評価を気にかけず、
他者から嫌われることを怖れず、
“承認されないかもしれない”
というコストを支払わないかぎり、
自分の生き方を貫くことはできない。
つまり、自由になれない。
逆説的ではあるが、
認められたい人ほど認められず、
評価を気にしない人ほど認められる結果となる。
「承認欲求」を必要としない人ほど、
逆に他者から承認され、
それを求める人ほど孤立してしまう。

認められたい人ほど認められない、
なんとも皮肉な話だ。
では。

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