アドバイスはレベルに合わせて行うという原則
人に何かを伝える時、
大切になるのは
「相手にどう伝わっているのか」
ということだ。
10人いれば10人の捉え方があり、
全く同じ説明をして、
全員に同じ反応を求めても正直無理がある。
だから相手によって
伝え方を変える必要があるのだ。
今回は相手の「有能さ」を軸に考えてみる。
どうも、
名古屋の美容師、そして人間の研究家
亀田トオルです(`_´)ゞ
仕事において
相手がデキればデキるほど、
アドバイスは具体的じゃない方が良い
ことが多い。
それだけでは分かりにくいため詳しく言えば、
「法則」や「要点」だけを相手に伝え、
あとは任せてしまった方が成果を出す。
例えば、
『売り上げはどうすれば上がるのか?』
という話をするとして、
あまり力量の高くない人は、
「どんなトークをすれば良いのか」
「どうアピールすべきなのか」
を“具体的”に知りたがる。
逆に相手がデキる人な程、
具体的なアドバイスは鬱陶しがられる。
デキる人が知りたいのは、
「法則」と「要点」だけなのだ。
さらに詳しく言うなら
デキる人に伝えるのであれば
「売り上げ=単価×顧客数×リピート数」
強いて言うなら大事なのは
「満足度とギャップ」
これだけ教えておけば、
後は勝手に考えて動く。
逆に口を出すとあまり良くない。
何故ならデキる人は
プライドが高い人が多いからだ。
そこで相手の為にと
あれこれ説明したとしても
「成果=単価×顧客数×リピート数か、」
「あとは満足度とギャップだな」
それだけ聞いておそらくあとは
どうやって成果を出そうかということの方に
頭が向いていて既に聞いていない。
もうその人の中では
この先どう成果を出そうかという
戦略を組み立てが始まっている。
それがデキる人の脳内構造だ。
考えてみれば
現場に同じ条件なんて一つもない。
その場に応じて
考えなければいけない訳だから
具体的なアドバイスなんて当てにならない。
デキる人はクイズやゲームの様に
一つ一つ目標をクリアしていく
楽しさを味わいたい。
それに対して
具体的なアドバイスをするということは、
先に答えを言ってしまう様なものだから
それは鬱陶しいに違いないだろう。
「アドバイスはレベルに合わせて行う」
そのことを理解する必要があるのだ。
誰にでも同じアドバイスをすればいい
というものではない。
アドバイスする側にも
見る目が問われるのではないだろうか。
では。
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