“運”と“ツキ”をコントロールしてみる
「この本いいですよ」
約2年前のこと、
僕はある人から1冊の本を勧められた。
その本は、
『ツキの大原則』
という“運”にまつわる本だった。
どうも、
名古屋の美容師、そして人間の研究家
亀田トオルです(`_´)ゞ
生きていると“ツイてた”とか“運が良かった”
そう思う場面がしばしばある。
この“ツキ”とか“運”とか聞くと、
すこしオカルトな匂いがするが、
現に僕もそのツキや運に助けられてきた。
ではこの“ツキ”や“運”と呼ばれるものは
一体なんなのだろうか?
運の中で一番オーソドックスなところへいくと、
“天運”ではないだろうか。
天候の良し悪し、地震などがそれに該当する。
「雨男」「晴れ男」というカテゴリが
存在するくらいだ。
一見するとどうしようもなさそうではあるが、
実は天運はコントロールの余地がある。
悪天候や地震が起きるという
不運そのものはどうにもならなくても、
それによって引き起こされる不運は
人の力でなんとでもなることだ。
事前に天気を気にかける癖をつける。
避難道具の用意や地震対策をしておく。
などの準備をしておくだけで結果的に
「ああ、運が良かった」
ということになるのではないだろうか。
天運に関してはただの前振りの為、
さらっと流すことにする。
では僕の得意分野である
“人運”はどうだろうか?
人運とは人との巡り会いに関わる運である。
例えば、
学校や就職先を選ぶことはできても、
そこにどんな人が待っているのかまでは
予測がつかない。
それはどうすることもできない運だろう。
だが、その環境をどう扱うかは、
自身の振るまいや心がけや態度によって
かなり変わる。
例えば、
人の悪口や噂話が好きな人がいる。
そういう人の周りには、
悪口を好まない人は集まらず、
同類が集まってくるだろう。
時間や約束事にルーズな人も同じだ。
時間に厳しい人、約束事を守りたい人からすると
かなり敬遠されやすい。
ルーズな人からするとたかが5分が
大きな5分となって人が離れるのだ。
ルーズな人の周りには当然ルーズな人が集まる。
ファッションも同じだ。
気にしない人は、
気にする人からすると“ダサい”存在な為、
仲良くなれる可能性が低くなる。
こういったひとつひとつの要素は、
誰と友達になるのか、
どんな異性と惹かれ合うのかを
完全に決めてしまうほど決定的ではない。
しかし、
人付き合いが長く続く場所では、
仲良くなれる確率がほんの少し違うだけでも、
それが地味に効いてくる。
自分自身の振る舞いによって、
数年後に誰とどんな仲になっているのか、
自分がどんなグループに所属するのか、
意外なほど左右する。
人のことをどう評価するか?
時間に対してどう考えているか?
見た目に関してどう捉えているか?
それは人の意識下に引っかからないほど
些細なことである。
しかし、確実に
「ああ、この人は合わないな」
「ああ、この人いいかも」
この様に評価が分かれる要因となる。
それこそが“ツキ”や“運”と呼ばれるものの
実態なのだ。
人の繋がりは「類は友を呼ぶ」傾向にある。
人にまつわる“ツキ”や“運”を掴みたいのであれば、
それにふさわしい振る舞いを
まず自分が身に付けたほうが良いだろう。
もちろん振る舞いが全てというわけではないが、
それをしっかり身に付けている人と、
まったく無頓着な人では、
人運に大きな差が生じるのだ。
“ツキ”や“運”は
案外コントロール可能なのかもしれない。
自分自身がツキや運を左右していると思うと、
日頃の行いや振る舞いに対する見方が
変わるのではないだろうか。
では。
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