専門性のない人達の生き残り方
私の仕事は美容師である。
店に来るお客様との会話の中で
よく出る話題なのだが、
「専門職っていいですよね」
「私はサラリーマンなので今の会社を辞めたら何を強みに生き残ればいいかお先真っ暗ですよ」
この様に言う人は多い。
果たして、本当のところはどうなのだろうか?
どうも、
名古屋の美容師、そして人間の研究家
亀田トオルです(`_´)ゞ
ご存知の方も多いだろうが、
雇用者数においてトップ3である職種、
工場労働者
営業職
事務職
はいずれも大幅に消えつつある。
AIの進化によってじわりじわりと
影響がでてきている。
まだ雇用数だけ見ると
あまり変わっていないものの、
昔は大半が正規雇用だったのに対し、
現在は派遣社員などの
非正規雇用者の方が増えてきた。
こうして人間が必要となるフィールドが
無くなっていくのだ。
代わりに増えているのは、
コンサルタントなどの専門性の高い職業と、
エンジニアなどの技術的職業だ。
ますます“専門性を高めた人間”が
必要とされる時代となってきた。
誤解を恐れずに言うなら
専門性も技術もいらない
“誰でもできる仕事”は確実に
今後減り続けるだろう。
では、専門性のない人はこれからの時代、
どう身を守れば良いのだろうか?
これについては、
ある友人の話が参考になるかもしれない。
彼はいわゆるブラック企業に入社した。
拘束時間は想像以上に長く、
それに見合った給料がない。
そして何より
「働いている上司達を見て希望が湧かない」
と言う。
だから、なんとか正気なうちに
ここを脱出する方法を考えた。
そこで彼が具体的に行なったことが
以下の3つだった。
社外に人脈をつくる
ブラックな会社は
あまり外の世界を見せたがらないらしい。
これは宗教と同じだ。
上司は外部との交流に
あまり良い顔はしなかったらしいが
社外の交流会に顔を出してみたり、
積極的にイベントに参加した。
信用される
イベントや交流会で知り合った方に
「自分は信用できる人間だ」
ということをひたすらアピールした。
絶対に約束を守る、
時間を守る、
集まりで面倒な役回りを引き受ける、
これをやってみると案外約束を守らない人は多い。
だから当たり前の約束を
きちんと守るだけで信用される。
情報を発信する
自分から人と人を繋いだり、
有名な人に会いに行ったら、
ツイッターやフェイスブックで情報公開した。
そしてとにかく人の役に立つことを
発信するように心がけた。
その活動をしばらく続けると、
何かあると自分に声をかけてくれる人が
ちらほら出てきた。
有望な顧客がいればひとまず仕事は成り立つ。
彼がひたすら行っていたのはその活動だった。
この先何をやるかは分からないが、
彼が何かで起業した時、
きっと今行なっている活動で得た人脈が
役に立つ時がくるだろう。
これからは特に
自らをマーケティングすることが
我々が生き残る手段なのかもしれない。
では。
0コメント