その場しのぎの謝罪が見透かされたMさんの話
Mさんは久々にのんびりしようと
DVDをまとめて借りてきた。
そしてテレビをつけて観ていた。
しばらくすると奥さんが話しかけてきた。
そんな日常での話だ。
どうも、
名古屋の美容師、そして人間の研究家
亀田トオルです(`_´)ゞ
奥さんは最近ヨガに通い出した話をした。
そのヨガスタジオの資料も見せながらだ。
Mさんは
「うんうん」
「そうなんだ楽しそうだね」
そう言いながら映画を観ていた。
Mさんは正直映画に集中したかったが、
ちゃんと返事をしていた。
それなのに突然、
奥さんは資料バンッと置き、
「久々の休みなのに全然話をきかない!もういい」
そう怒って部屋を出ていった。
「ああ、しまった」
そう思いながらもMさんは映画の続きを観ていた。
しかしその後だ、
Mさんは思い出した。
明日から出張に行かなければならないと。
しかも明日は朝が早い。
6:30には家を出ないといけない。
逆算すると5:30には奥さんに起こしてもらって、
できれば朝ごはんも用意してもらえると嬉しい。
、、、となると、
「この辺でケリつけよう」
そう思って奥さんのいる部屋に行き謝った。
「ごめん、今度からちゃんと話を聞くから」
『はいはい、わかりました』
もしかしたらこの話を聞くと
女性陣からは大ブーイングを受けるかもしれない。
そして男性陣からは共感されるかもしれない。
さて、
Mさんの言った「ごめん」は
奥さんに伝わっただろうか?
おそらく伝わっていない。
ではなぜつたわっていないのか?
それは、
Mさんが出張の手伝いをしてほしい、
朝ごはん欲しさに謝ったからだ。
さらに言えば、
奥さんに心から申し訳ないと思って
謝ったわけじゃないからだ。
自分の利益の為の行為だから
伝わらないのは当然だということだ。
人は表面上の行動ではなく
心の奥深くにある感情を感じ取る。
いくら自分では“やっている”と思っても
相手はその奥深くの感情をお見通しなのだ。
Mさんの様なケースはよくある。
「ヤベ、謝らないと」
そう思った理由が
相手に対する思いやりからなら問題ない。
しかし、
自分にとって損だから
という考えなら正直バレている。
男女間の問題だけではなく、
職場や友人関係にも言えること。
自分の心の中の考えは
案外相手にはバレているものだ。
気をつけたいものである。
では。
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