「人間力のある人」ってなんですか?


人のスキルの一つに「人間力」というものがある。
上司からも、同僚からも、部下からも、
皆んなから慕われる人を俗に
「人間力のある人」と表現される。
ではそもそも人間力とは一体何なのか?

どうも、
名古屋の美容師、そして人間の研究家
亀田トオルです(`_´)ゞ

人の魅力を語る時、
よく「人間力」という言葉が使われる。
この人間力とは一体何を指すのだろう?
そして人間力を鍛える為には何をしたらいいのか?
なにかの本で見た一文に
人間力を身につけていくために、
「人間というものと格闘すること」
これが一番大切になると書かれていた。

人間と格闘?
これは一体何なのか?
人の心と真正面から向き合うということ。
これは人間観察とは少し違う。
人間観察は少し離れた位置から
人を見ているだけだから
「感情移入」がない。
「相手の心の痛みが自分も辛い」
「相手の喜びが自分も嬉しい」
この様に人間力が高い人とは、
心の動きが分かる人なのかもしれない。

無条件にこれが出来ていて分かりやすいのが
親という立場にある。
余計なお世話だと感じるくらいに
正面から向き合ってくる。
これを上司、同僚、部下、
誰にでも出来る人が
「人間力のある人」
だといえるのではないだろうか。

ただ一方で、能力や知識を備えていたとしても
一緒に考えたり、喜んだり、
苦しんでくれることの無い人、
自分が傷つかないで済むための、
安全な距離を保つ人は
「人間力のある人」とは言えない。 
 
人の気持ちと向き合うことは案外むずかしい。
ましてやそれが喜びや楽しみじゃなく
痛みや苦しみであれば避けたくなるのは当然だ。
相手に感情移入をすればするほど
自分の心が強く揺さぶられ、
精神的にかなり疲れる。
しかし、この気持ちと向き合わなければ
人間力は高まらない。
相手と真剣に向き合い、
相手の痛みや苦しみを共有する。
その苦痛と戦いながら、
少しずつ人間力が高まっていくのだ。
 
仕事をしていれば必ず人と関わることになる。
ふとした時に誰かの心の痛みや苦しみに
触れることがあるだろう。
そんな時あなたは
相手の心に向き合うことはできるだろうか?
つい見て見ぬふりをしてしいないだろうか?
もし相手の痛みや苦しみを
感じたにも関わらず気付かないフリを続ければ、
そのうい人の気持ちの変化に気付けなくなる。

「人間力のある人」というのは、
人の痛みや苦しみと
正面から向き合い続けた人なのかもしれない。
では。

0コメント

  • 1000 / 1000