「教える」が「学ぶ」に変わる時


「教えるは学ぶの半ばなり」
という言葉がある。
人に何かを教える時、
半分は自分の勉強になっているということだ。
部下を持つ方なら分かる方も
多いのではないだろうか。
今日はそんな学びについての話。

どうも、
名古屋の美容師、そして人間の研究家
亀田トオルです(`_´)ゞ

まず、そんな教えることから
自身の学びに転じる基本となるのが

自分の知識の見直しをする

ということ、これがまず
ベースとなるのではないだろうか。
知識や経験を整理する過程で、
自分が曖昧にしてきた部分が
人に教えるとなると誤魔化しが利かなくなる。
人に教えるならまずは
自分が100%理解していなければならない。
そして教え、アウトプットすることで
頭の中が整理され理解が深まる。
そして時には
新たな気付きが生まれることもある。

更に、 

当たり前なことの見直し

も大切になる。
これは能力の高い人程陥りやすい。
能力の高い人にとって
当たり前に出来ることだと
教えるべき内容として認識できない。
また立場が上がれば
自分がかつて苦労していたことを
忘れることもある。
ただ、出来て当たり前だろうという前提で
話を進めればそれを理解出来ない部下もいる。
自分が当たり前にやっていることでも、
一つ一つ洗い出して
部下は理解出来るのか吟味する必要がある。

最後に、

人によって成長の仕方は様々ある

ということも理解しなければならない。
上司と部下は別の人間であり、
性格、価値観、得手不得手など、
あらゆる面で違いがある。
だから同じことを学ぶにしても、
そこまでの道筋は様々ある。
頭でしっかり噛み砕いてから
行動する部下もいれば、
とりあえずやってみた方がいい部下もいる。
相手に最適な成長の仕方を考えて当てはめていく。
自分と同じ成長のしかたを
しない部下を持った時、
その時こそ「教える」を「学ぶ」に変える
チャンスだと言える。
 
自分でやったほうが早いという人がいる。
部下に教えるのは時間がかかるから、
自分でやってしまう。
それをすることで部下の成長を
妨げるだけではなく、
自分が成長するチャンスも逃している。
色々なタイプの人間に、
色々な教え方を試みる。
その繰り返しが、
自分自身の成長に
大きく関わるのではないだろうか。
では。

0コメント

  • 1000 / 1000