犯人は誰ですか?


「これやったの誰?」
「このミスは誰の責任?」
仕事で誰かがミスをした時、
まず犯人を捜し、
その人の意識改革を促す。
一見正しい様に見えるが
「組織」としてみた時、
実はもっと見るべきポイントがあったりする。

どうも、
名古屋の美容師、そして人間の研究家
亀田トオルです(`_´)ゞ

失敗した人に対して、
改善を促すのは当然のことだろう。
例えば、
「これやったの誰?」
「このミスは誰の責任?」
上手くやれなかった犯人を捜し、
事態を招いた人を
何とかしなければと考える人が
いるかもしれない。
 
一方で、
「ミスは何が原因で起きたのか?」
「どんなやり方がマズかったのか?」
上手くいかない原因を探し、
事態を招いた仕組みを
何とかしなければと考える人が
いるかもしれない。

さて、どちらが正しいのだろうか?
正解は恐らくない。

しかしそれを「組織」としてみた時、
ミスをした人を正すのももちろんだが
仕組みに目を向ける必要も
あるのではないだろうか。

スター選手に頼っている組織は
そのスター選手が抜けたら
組織が成り立たなくなる。
つまり、長いスパンで考えた時、
“人”に頼らなければならない組織は
とても不安定だ。
何か仕事における失敗があったとしたら、
まずは原因を見直すのが
大切かもしれない。

考えてみれば
仕事における失敗の原因は
多くの場合、
仕組みや環境によるものが大きい。 
 
仕事のパフォーマンス改善を
人の意識改革に求めることは
あまり効率的とはいえない。
本当にパフォーマンス改善を
したいのであれば、
環境を変えるのが最も効果的だ。
 
何か仕事でミスが起きた時、
トラブルがあった時、
犯人を捜すだけではなく、
何でその様なことが起きたのか、
原因を探すクセをつけると、
組織としての精度が
高くなるかもしれない。
では。

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