“今時”目標設定だけじゃ頑張れません。〜2〜


前回のつづきだ。
前回はいかに高い目標を
“できそうだ”と部下に思わせられるかが
今時のリーダーには問われるという話をした。

どうも、
名古屋の美容師、そして人間の研究家
亀田トオルです(`_´)ゞ

“できそう”な高い目標は人を成長させる。
ではどうすれば高い目標を
できそうだと思わせられるのか?
また、前回話した様な無茶な目標と
一体何が違うのか?

何を基準に目標設定をするか?

“前年比”という言葉をよく聞かないだろうか。
「前年比○○%アップ」
といった様な使われ方をする。
ただ、それだけでは
「前年より頑張れ!」
というメッセージでしかない。
“できそう”と思わせるためには、
前年からどの程度の売上が見込めるか、
マーケットとシェアを
具体的に考える必要がある。
美容室の売上で見るなら
“マーケット”は
いかに集客をするかなどだろう。
“シェア”は
リピート率に当たるのかもしれない。
つまり「前年比○○%アップ」
を掲げるのであれば、
どの様な改善をすれば、
どの様に売上向上が見込めるのか、
裏付けが必要だということだ。

誰を目的としてるのか?

リーダーの期待を
目標として押し付けるのはおかしい。
でもリーダーの先走った気持ちが
むき出しになった目標は案外多い。
「これだけ成長しててほしい」
「会社の利益をこれだけ出したい」
という考えが中心となっており、
そういった目標は周りとのズレを生む。
本当に見なければならないのは
成長する人=部下
利益を生んでくれる人=顧客
そこにフォーカスしなければ
できそうな高い目標はかかげられない。

ただ高い目標をかかげて、
「方法は任せたからとにかく頑張れ!」
というだけの目標では、
現場は疲れてしまう。
目標の掲げ方も
実は接客に似ているのかもしれない。
「この年代は大体こうだから」
という安易な説明では顧客は納得しない。
自分本位な提案の押し付けでは
顧客は満足しない。

結局のところ、
接客においても、
今時の目標設定においても、
しっかりとした裏付けと、
相手のことにフォーカスした組み立てが
大切になるのではないだろうか。

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