店長の最も大切な仕事
私ごとではあるが
今年の5月で店をオープンさせて2年が経つ。
と、同時に2店舗目の出店が決まった。
2店舗目はもちろん店長に任せる。
そこで店長がやるべき仕事を考えてみた。
どうも、
名古屋の美容師、そして人間の研究家
亀田トオルです(`_´)ゞ
少し前に高級クラブのママが書いた本が
コンビ二の雑誌棚の前に置いてあったので
立ち読みをした。
そこに書いてあった内容は次の様なことであった。
『ママの仕事は店に来たお客様全員に
満足して帰っていただくこと。
売れっ子の女の子のお客様にご挨拶をする。
粗相をした子と一緒に謝罪をする。
ママの仕事はただそれだけ。』
ひさびさに「なるほど」と思った内容だった。
これを美容師に置き換えて考えてみよう。
店にもよると思うが、
一番の店長候補に挙がる人というのは基本的に
“売り上げを上げている人”
ではないだろうか。
そういった場合によく見かけるのが
独裁政権が確立されるケースだ。
ではなぜその様なケースが起こりうるのか?
これを説明するのは少し難しいのだが、
実は1人で売り上げをあげるスキルと
チームで売り上げをあげるスキルの違いにある。
まずはどうやって
独裁政権が確立されるのかを考えてみよう。
“売り上げを上げている人”
になる為には自分が頑張らなければならない。
怠けたい気持ちを抑えて努力をする。
やめたい気持ちを抑えて継続する。
この様な己に厳しく立ち向かわなければ
売り上げを上げることはできない。
と、同時に自分と同じ基準で人を見る様にもなる。
すると周りには怠け者な人間たちが
沢山いることに気がつく。
そんな怠け者達を動かす為に
「怒り」や「圧力」といった力を利用するのだ。
それが独裁政権の始まりである。
これはどんな職場にでも起こりうる意識の差だ。
そういった職場からは退職者が多くなる。
上でクラブのママが言っていたことは、
“チームでの売り上げを上げる”
という部分である。
チームでの売り上げを上げるためには
周りとどう向き合うか?が重要になるわけだ。
また、部下は上司の理不尽に敏感である。
子供が親のことをよく見ているのと同じだ。
店長はその場その場の判断を
しなければならないのだが、
その時もやはりどういう判断をするのか
部下はよく見ている。
もちろんそこに正解はないのだが、
1つ基準になるのが
「相手のためになっているか?」
という部分ではないだろうか。
権力は結構怖い。
自分が楽するのも苦労するのも選択できる。
自分に都合のいい判断をするのも
相手の意見を尊重するのも選択できる。
店長の仕事とは色々あるが、
最も大切な仕事とは、
店に関わる人全員を思いやり、
お客様の為、スタッフの為に
判断を下すことなのかもしれない。
では。
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