左脳と右脳で分けて見る美容師の特徴〜サロンワーク編〜
よく右脳と左脳の働きについての話を耳にする。
恐らくもうあなたも
知っていることと思うが
右脳は感覚派
左脳は理論派
と認識されていると思う。
それぞれの美容師を見る中で、
双方の得意、不得意を少しまとめてみた。
どうも、
名古屋の美容師、そして人間の研究家
亀田トオルです(`_´)ゞ
一般職、例えば事務仕事なとで考えてみると
右脳に頼る機会は殆どない。
書類のコピーでも感覚ではコピーしないし、
計算も感覚では計算しない。
むしろ右脳(感覚)で仕事をしていたら
「こいつはいい加減なヤツだ」
という烙印を押されかねない。
そう考えると美容師の場合、
一般職と比べれば
イメージやインスピレーションなど、
右脳に頼る機会が多い様に感じる。
そのことから、
右脳(感覚)に優れている美容師、
左脳(理論)に優れている美容師、
どちらが良いとは言えない。
それは、それぞれのシーンによって
問われるスキルが違うからだ。
今回は、
まず美容師として一番主となる業務である
サロンワークについて考えてみる。
サロンワークでの右脳派、左脳派の違い
まず右脳派美容師は
「何かこの辺がふわっとしてた方が可愛いよね」
「ほらこっちよりこっちの方が良くない?」
というお客様とのやり取りが見て取れる。
考え方や伝え方もそれまでに培った
経験や感覚を重視した伝え方をする。
その場合、
お客様としては
「何だか分からないけど確かに可愛くなってる」
といった印象を持ち、
なぜ自分が可愛くなっているのか?
がお客様自身分からない為、
ある種の魔法にかけられた感覚になり、
それがカリスマ性を生み出し人気が出る。
また、その時のインスピレーションを
主と考える為、
今回はどんな感じになるんだろう
といった先の見えないワクワク感を
味わうことが出来る。
逆に、
まだお客様との信頼が
築けていない時だと
お客様と美容師との
経験と感覚のギャップから、
説明が上手く伝わりにくく、
お客様の信頼を欠いてしまう可能性もある。
あと、割とアクの強いスタイリストが
多いのも特徴で、
入り口は狭いが奥が深い、
一度ファンがついたら
なかなか離れないというのも
傾向としてある。
左脳派美容師は、
「ここを3センチくらい切ることによって顔の横にボリュームがでて若々しく見える」
「エラが気になるなら顔周りに段を入れることで骨格矯正出来る」
という理論立てた説明が見て取れる。
一言で言えばプレゼンが上手い。
全てに法則性を見出し、
安定感と裏付けによって
お客様が納得するスタイルを提案する。
その場合、お客様は
「なるほど」
といった気付きから、
自分の目と知識が肥えていく
充実感を味わうことができ、
納得して満足感を味わうことが出来る。
逆に、
法則性と安定感が何度も続けば
お客様はマンネリを感じる。
そういった時に新しい刺激を求め、
浮気心がちらつく。
ただ、それまで培ってきた目と知識は
お客様自身も肥えている為、
浮気に失敗した時、
更に信頼を増して帰ってくる。
理論派美容師はそんな経験が
あるのではないでしょうか。
これは両極な見解であり、
多くの美容師は両面混ざり合っていて、
どちらの割合が多いかという話になる。
ただ、自分がどちら寄りなのかを
理解しておくことは大切で、
それによってお客様との相性の
向き不向きも分かりやすいし、
自分のウリを考える時にも
役立つのではないでしょうか。
さて、今回はサロンワークについてだった。
では立場が変わり、
教育者側、組織作りをする側となった時、
これがどう変わるのか?
それはまた次回お伝えすることにする。
では。
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