左脳と右脳で分けて見る美容師の特徴〜教育、組織作り編〜


右脳(感覚)に優れている美容師、
左脳(理論)に優れている美容師、
双方のサロンワークでの違いを
前回はお伝えしました。
前回の記事はこちら↓↓↓

今回はその立場が少し上がり、
教育者として、
どういった違いが見えてくるのか。
また、組織作りをする上で
どうすれば違いを活かせるのか。
そこを考えてみる。

どうも、
名古屋の美容師、そして人間の研究家
亀田トオルです(`_´)ゞ

教育で見る右脳派、左脳派の違い

教育面で考えた時、
サロンワークでのお客様とのやり取りと
よく似ている。
言ってしまえば、
お客様にプレゼンをするのか、
部下にプレゼンをするのか、
の違いだけだと言える。
カンの良い方なら
既に察しがついているもしれませんが、
「人を育てる」
という点で考えるのであれば、
左脳的考えが必要となる。
いかに上手く部下に伝えるか、
いかに効率良く部下を伸ばすか、
という部分が必要となるから。
ここでまた、
伝え方で例えてみるなら
右脳派美容師の場合、
「何かこの辺がふわっとしてた方が可愛いよね」
「ほらこっちよりこっちの方が良くない?」
これは部下の観察力、読解力が問われる。
一言で言えば伝わりにくい。
上司と部下との間には
圧倒的な経験の差がある為、
部下は上司が言いたいことを理解するまでに
かなりの時間を要する。
従来の「見て盗め」というスタンスは
これに近く、
部下の「感覚」に訴えかけるもので、
ベース作りの段階から
部下の力に頼る部分が大きい。
だから時間がかかる。

ただ、それも悪い面だけではない。
部下が理解しなければ、
取り込まなければ、
成長はできない。
だから「考える」ということが身につく。
大げさに言えば
崖の上から突き落とし、
這い上がれた者だけが
生き残る術を身に付け、
強い「個」が生まれる。
そういったイメージだろう。
ただ、崖から突き落とせば
這い上がれない部下は間違いなく出てくる。
つまりリタイアが増える。
左脳派美容師はその逆となる。

そのメリット、デメリットを
理解した上で、
どちらの方法を採用するかは
組織がどんな組織を目指しているかによって
変わってくる。

組織作りは右脳派と左脳派の共存が肝になる

ここで組織作りという点で考えるなら
「個人」から「集団」に変わる。
これが組織の大きな特徴であり、
一人で何役もこなさなくて良くなる。
これが組織の最大の強みだと言える。
ここまで説明してきた
右脳派と左脳派、
もしも自分がどちらかに属していると
分かったなら、
パートナーに逆の人を採用すれば良い。

組織を上手く循環させるのであれば、
まずは、

自分がどちらのタイプかを理解する

つぎに、

自分の強みを活かせるパートナーを見つける

というのが
大切になるのではないたろうか。

人の身体はどれだけ強い心臓があっても
それだけでは出来上がらない。
他の臓器が集まり、
手足が集まり、
全てが集まって一人の身体が出来上がる。
組織も全く同じだ。
個々が正しい能力を発揮し、
短所を補ない合うことが
強い組織作りに繋がるのではないだろうか。
では。

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