イメージがもたらす脅威
「レモン100個分のビタミンC」
「1日分の食物繊維」
そのフレーズだけで身体に良さそうなイメージだ。
また彼氏にしないほうがいい職業
3Bというのがある。
バーテンダー、バンドマン、美容師
薄給で女性にだらしないというイメージだ。
どうも、
名古屋の美容師、そして人間の研究家
亀田トオルです(`_´)ゞ
実際、生活の中で
人はイメージに流されて生活している。
冒頭に挙げた様なビタミンや食物繊維にしても、
実際1日にどれくらい必要なのか?
レモン100個分とは
実際どれくらいのビタミンCで、
実際人間にどれだけ必要なのか、
本当に理解して商品を手に取る人は
おそらくほぼいない。
「身体によさそう」
「同じ値段ならこっちかな」
そんなところだろう。
そのイメージを
人事評価に当てはまるなら
例えば、
説明の苦手な人がいたとする、
他の部分でもし得意なことがあったとしても
「説明がヘタ」
というイメージだけで
その人の評価を低く評価する人もいる。
これを「ハロー効果」という。
何か一つでも突出して悪いことがあったり、
良いことがあったりすると、
全体の評価もそれに引きずられるというものだ。
人間の認識には、さまざまなバイアスがかかる。
特にメジャーなものが先入観だ。
レモンにどれくらいの
ビタミンCが含まれるのか分からないまま
「身体に良さそう」と認識すること。
説明がヘタなだけで
「ダメなヤツ」と判断すること。
物事を客観視するというのは案外難しいものだ。
もちろん、
人間の認識から完全に先入観を外すのは不可能だ。
理解するまでに
一つ一つの裏付けを探っている様では
非効率でしかない。
しかし仕事において、
特に人に関わる重要な決定を、
イメージや先入観に左右されて
評価するのは少し問題がある。
物事の真実を理解し、
最適な使い方ができる人が
マネジメントの上手い人だと言える。
自分にかかるバイアスを一度捨て、
物事の本質を探る癖を身につけていると
様々なシーンで正しい判断が出来るだろう。
では。
0コメント