なぜエースばかり集めたチームは上手くいかないのか?


デキる人ばかりを集めたチームを作っても
結果に繋がるかはイコールではない。
そこにはチームを構成する上での
本質が大きく関わるからだ。

どうも、
名古屋の美容師、そして人間の研究家
亀田トオルです(`_´)ゞ

なぜデキる人だけを集めても
チームとしてうまく機能しないか?
実はそこを探っていくと、
チームとしての本質が見えてくる。

デキる人を支える人の存在

デキる人がデキる人として存在できる理由は、
その人を支える裏方がいるからだ。
美容師で言うなら
売れっ子スタイリストには
必ずそれを支えるアシスタントがいる。
デキる人だけ集めたチームではその存在がなく、
全てを自分でやらなければならないため、
どうしてもパフォーマンスを発揮しきれない。
 

分業が機能しない

チームを組むことの一番のメリットは
分業ができるという点にある。
ただ、分業には2種類あり、
「一人の指示に対し周りが手足となり動く」
というパターンと、
「全員がおなじ責任のもとで動く」
パターンとがある。
前者でずっと指示を得意としていた人は、
同じ様な人が多数いると非常にやりづらい。
指示に対して動く人がいてこそ
的確な指示が活きるのだ。

教えることの重要性

人が知識を整理して身につけるためには
その人の中にあるノウハウを
棚卸しする必要がある。
教える相手のいないチームでは
自分のノウハウをアウトプットして
見つめ直す機会が設けられない為、
自分の成長や間違いに気付くことが
なかなかできない。

失敗できないという思いが邪魔をする

本来デキる人は失敗の先に
成功があることを知っている。
その為、失敗を恐れることはない。
ただ、もしデキる人だけが集められた場合、
「失敗できない」
という雰囲気が生まれやすい。
一つの小さな失敗が
ライバルとの大きな差になることを考えると
確実に結果が出る方法をとろうとするからだ。
結果、無難なことしかできなくなる。
 

意見がまとまらない

デキる人は強い信念を持っている。
時としてそれが良くない方に働くことがある。
もちろん本当にデキる人は
人の話を真摯に聞く人だ。
しかし強い意志どうしが衝突すると
結果として意思決定は遅れ、
チームは何もすることができない。
 
チームはデキる人が集まればいいという
単純な話ではない。
考えるのが得意な人
支えるのが得意な人
コツコツやるのが得意な人
いろんな人がいて初めてチームが機能する。
チームには不要な人はいない。
もしあなたがチームを編成する立場なら、
そのバランスを意識してみてはいかがだろうか。
では。

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